Googleが評価する高品質コンテンツにはE-A-Tが必須
- 06/06
- 風俗SEO
- ■そもそも検索品質評価ガイドラインって何?
- ■変更点はこの二か所!E-A-T強調と補助コンテンツの削減
- ■どうやってコンテンツにE-A-Tを盛り込むの?
- ■高品質なコンテンツの作成が重要なことに変わりはない
少し前のニュースになりますが、2016年3月28日にGoogleが検索品質評価ガイドラインを更新しました。SEOに携わっている方ならチェックしておきたいトピックです。
どこが変更されたのか確認しておきましょう。
そもそも検索品質評価ガイドラインって何?
検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)とは、2015年11月にGoogleによって一般公開された「検索結果の品質を評価するための指針」です。
Googleではサイトのコンテンツが高品質であるかどうか判断するために、外部の評価者に評価をさせています。
評価の基準は検索されているクエリに対して、「そのコンテンツがいかに関連性が高いか」で判断しているのですが、その細かい判断基準を説明したマニュアルがこの検索品質評価ガイドラインなのです。
2016年3月28日に更新された今回の検索品質評価ガイドラインもGoogleの評価者が実際に使用しているマニュアルなので、サイト運営者にとっては欠かせない情報が詰まっていると言えます。
変更点はこの二か所!E-A-T強調と補助コンテンツの削減
今回更新されたガイドラインの大きな変更点は次の二点です。
- 1.E-A-Tの強調
- 2.補助コンテンツ関連セクションの削除
今回初めてガイドラインに触れた人にとっては何のことだかわからないかもしれませんね。
ざっと説明します。
まず、E-A-Tの重要性がこれまでよりも強調されたという点ですが、E-A-Tとは以下に挙げる3つの言葉の頭文字を合わせたものです。
- ・Expertise(専門性)
- ・Authoritativeness(権威性)
- ・Trustworthiness(信頼性)
検索品質評価ガイドラインでは、高品質なページやサイトに求められる条件として、度々この言葉が用いられています。
WebサイトにおいてE-A-Tは非常に重要であり、これらの要素が足りないWebサイトは低品質であるとされているのです。
今回の改定では、今まで以上にE-A-Tが強調されることになったので、絶対に無視できませんね。
次に補助コンテンツ関連セクションの項目です。
補助コンテンツ関連セクションとは、そのページにあるメインコンテンツ以外のコンテンツのことです。
メインコンテンツを補助するための補足情報が載ったコンテンツを指します。
例えば、通信販売サイトの商品ページに載せている関連商品やその他の人気商品を紹介するプラグイン、ユーザーによるレビューなどのコンテンツなどがこれに当たります。
これまで高品質なコンテンツに求められる条件の一つであった、この補助コンテンツ関連のセクションが今回の改定で削除されました。
完全に無視して良いとは思えませんが、補助コンテンツの作成に大幅に時間を割くぐらいなら、今回強調されたE-A-Tの強化に時間を割いた方が良いと言えるのではないでしょうか。
どうやってコンテンツにE-A-Tを盛り込むの?
しかし、いきなり専門性、権威性、信頼性と言われてもどうやってコンテンツに盛り込めば良いのかと迷ってしまいますよね。
Googleはこれらの要素をどのように説明しているのでしょうか。
品質評価ガイドラインのE-A-Tの説明を引用してみます。
“
高品質なページとサイトには、そのトピックに関して権威性と信頼性があるとみなされるのに十分な専門性が必要とされます。あらゆる種類のウェブサイトに「専門家」がいることを頭に入れておいてください。ゴシップのウェブサイトやファッションのウェブサイト、ユーモアのウェブサイト、フォーラム、そしてQ&Aのページなどでさえそうです。実際に、フォーラムやディスカッションのなかでしかほとんど得られない情報もあります。そういった場では、特定のトピックに関して価値ある視点を専門家のコミュニティが提供してくれることがあります。
(中略)
正式な専門知識をそれほど必要としないトピックもあります。商品やレストランについてとても詳細で役立つレビューを書く人が大勢います。フォーラムやブログなどで、ちょっとしたコツや人生経験を共有する人が大勢います。こうした一般の人たちは、自分の生活のなかで経験があるトピックにおいて専門家としてみなされるかもしれません。そのトピックに関して「専門家」と思わせるような種類と量の生活上の経験をそのコンテンツを作っている人があたかも持っているようだとしたら、「日々の生活の専門家」として評価するし、その分野の正式な教育やトレーニングを受けていないからといって、その人やページ、サイトを私たちは罰したりはしません。
“
(引用:Search Quality Evaluator Guidelines / General Guidelinesicon-openonnewtab, March 28, 2016より)
あなたが運営しているサイトが医学、法律、金融、ビジネス、ハウツーものなど、ある程度専門性を必要とするコンテンツを扱っている場合は、比較的E-A-Tをイメージしやすいかもしれません。
その道のプロであるからこそ知っている有益な情報を載せる、素人では調べきれないような専門知識をわかりやすく紹介するなどの工夫をしてみましょう。
一方、個人で運営しているレビューサイトや自分で考えた料理のレシピを載せているサイト、雑記帳のようなブログなどの場合はそれほど専門知識は必要としないことが多いです。
しかし、こういったサイトを運営している場合でも、E-A-Tを盛り込むことは可能です。
ちょっとしたコツや人生経験から得た知恵などを使って、あたかも専門家と言っても良いほどにコンテンツを作りこめば良いのです。
得意分野のコンテンツの種類を増やし、その質を上げていけば、それはもう「日々の生活の専門家」とGoogleは見なしてくれます。
いずれにせよ、どのようなサイトを運営しているにしても、大事なことは
事実をわかりやすく書くことです。
十分に根拠のあるソースを載せる、説得力のある記事を書くなどの工夫を重ねて信頼されるコンテンツを作成し、自分なりに掘り下げたコンテンツは専門性が出てくると言えるのではないでしょうか。
そのようなコンテンツを作り続けていけば、ユーザーに評価され人気記事になります。
アクセス数が多く集まる記事は、そのカテゴリーで権威のある記事として評価されることになるでしょう。
「専門性」、「権威性」、「信頼性」と言われても……とひるまずに、間違いのある情報を載せないように十分調べてから、ユーザーにわかりやすく伝えられるように書いてみることを心がけてみると良いですよ。
高品質なコンテンツの作成が重要なことに変わりはない
Googleの検索品質評価ガイドラインは内容の細部に変更を加えられることがありますが、ユーザーのためになる高品質なコンテンツが評価されることに変わりはありません。
検索品質評価ガイドラインの内容をチェックして最新の動向を掴むことは大事ですが、そればかりに捕らわれてはいけません。
引き続き、ユーザーのためになる質の良いコンテンツを作る方法を模索していきましょう。
当サイトでも過去にいくつか高品質なコンテンツを作るための記事を掲載しています。
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