知っておきたいAMP知識 ~実装してランキング順位は変わる?~
- 07/15
- 風俗SEO
- ■AMPとは何か
- ■AMP実装の仕方
- ■AMP対応は何が変わるのか
SEO対策を熱心に取り組んでいる人なら一度は「AMP(アンプ)」という言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか。
AMPは2016年2月よりGoogleやTwitterなどを皮切りに対応され始めました。
「なんとなく聞いたことあるけど、具体的な内容は知らない」「どうやってAMPを実装したらいいのかわからない」「AMPを使用するとどんなメリットがあるの?」といった方は、これを機にAMPについて詳しく確認してみましょう!
AMPとは何か
昨今は携帯電話が広く普及していることも影響して、パソコンのみならず携帯端末からインターネットを利用しているユーザーが非常に増えています。
皆さんの身の回りでも、スマートフォンでインターネットに接続している人を頻繁に見かけるのではないでしょうか。自分自身でも移動中にスマートフォンでウェブページを閲覧している、なんて人も多いかもしれません。
参照:スマホユーザーを取りこぼさない!これからのSEO対策
このようにユーザーの多いモバイルのSEO対策は、もはや必要不可欠だといっても過言ではないでしょう。
その中でも特に2016年、注目されているのが「AMP(Accelerated Mobile Pages)」なのです。
AMPはモバイル端末で見るウェブページの表示を高速化するためのプロジェクトを指し、GoogleとTwitterが協同で策定しました。
これは実際に2016年2月より対応を開始しており、Google検索やTwitter上のコンテンツで体感することが可能です。ほかにもさまざまな企業やサービスがAMPを取り入れ始めています。
AMPのテストを行ったPinterestのエンジニアブログによれば、従来のモバイルのウェブページよりもAMPは4倍高速、データ量が8分の1に減ったとのこと。
モバイルユーザーを意識している方は、AMPの実装をすぐに検討したほうがいいかもしれませんね。
AMP実装の仕方
実際にAMPはどのように実装するのでしょうか。
必要な工程は大きく分けて以下の2点です。
- ・オープンソースとして公開されている「AMP HTML」に沿ってHTMLを記述する
- ・そのHTMLに構造化データを実装する
また現在のGoogleにおけるAMPの実装はブログ記事やニュース記事に限られているようです。Googleに認識してもらうために「schema.org/NewsArtice」「schema.rog/BlogPosting」の構造化データを記述しましょう。
AMP対応のページを作成したら、AMP HTMLや構造化データに問題がないか確認してみてください。
有効なAMP HTMLかどうかはクロームブラウザのデベロッパーツールを使用します。
構造化データのチェックは「構造化データテストツール」を使用してみてください。
また、Search Consoleにおいても、AMPのエラーが発生しているページ数やエラー内容をチェックできます。
まずは試験的にAMP実装のページを作成し、うまくできたら本番も適応させるようにすると確実でしょう。
AMP対応は何が変わるのか
AMPは、モバイルのウェブページを表示する速度を劇的に上げてくれるものです。
これはユーザビリティを向上させる意味でも重要な施策だといえるでしょう。
参照:サイト運営者がしっておきたい2016年に注目のSEO対策
ただページの表示速度が改善されるだけではありません。
2015年12月09日、米サンフランシスコで開かれた記者会見で、Googleは「AMPに対応したページは検索順位が上昇するかもしれません」とコメントしたそうです。
ただし2016年02月26日に開始されたウェブマスター向けのオンラインQ&Aセッションにて、米GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は「現時点でAMP対応の有無はランキングシグナルとして利用していない」と明言しました。
これはあくまで「現時点」での評価なので、今後GoogleがAMP対応のサイトをランキングシグナルに利用する可能性は大いに考えられます。
また、もしもAMPがランキングに直接影響を与えなかったとしても、ウェブページの表示速度がエンゲージメントを増やし、間接的に検索順位を上げる結果になることはあり得ます。
一番に優先して取り組む対策というわけではないかもしれないですが、決して軽視していいものではないでしょう。何よりもモバイルユーザーが多いサイトを運営しているのであれば、ユーザーのことを考えた上でのAMPの実装は無意味ではないはずです。