検索順位を上げたいなら検索エンジンの仕組みを理解すべし

検索順位を上げたいなら検索エンジンの仕組みを理解すべし

検索順位を上げたいなら検索エンジンの仕組みを理解すべし
[ 目次 ]
  • ■検索順位を決定する「検索エンジン」について
  • ■クローリングとは
  • ■インデックスとは
  • ■ランキングとは
  • ■まとめ

サイトを作成したら、より多くの人に見てもらいたいですよね。
その時、検索順位がより上位にあれば……と思うのではないでしょうか。

そもそも検索順位はどのような流れで決まっているかご存知ですか?
まずは、検索エンジンが検索順位を決定するまでの流れを確認しましょう。そこから順位を上げるためにすべきことを考えていきます。

検索順位を決定する「検索エンジン」について

検索順位を上げたいのであれば、技術的な話をする前に「検索エンジン」について知る必要があります。
検索エンジンとは具体的に「Google」や「Yahoo!」といったサイトを検索するためのシステムです。このシステムを知らずに闇雲な施策を行っても、検索順位を上げることはできません。

ちなみに以前、GoogleとYahoo!はそれぞれ別の検索エンジンの仕組みを使用していましたが、2011年11月よりYahoo!もGoogleのシステムを導入しました。
両者で同じ検索をした際に異なる順位結果となる場合がありますが、それはYahoo!が特殊なフィルターを通した結果を表示しているためです。よってベースとなる検索エンジンのシステムは変わりません。

さて、Web上にサイトを公開したからといって、すぐに検索結果には反映されないでしょう。
何故なら検索エンジンが検索順位を決定するまでには、以下のステップを踏むことになるからです。

○クローリング:サイトを見つける
○インデックス:見つけた情報をデータベースに登録する
○ランキング:サイトの順位を決定する

それぞれが具体的にどのような動きをしているのか、まずは確認していきましょう。

クローリングとは

Web上にはクローラーという検索エンジンのロボットがサイト情報を収集するために巡回しています。これを「クローリング」といいます。
中でもよく知られているロボットは「Googlebot」と呼ばれるものです。

クローラーは世界中に張り巡らされたリンクを飛び回り、サイト情報を収集していきます。その動きがクモに似ていることからスパイダーとも呼ばれます。

クローリングが行われないと、検索エンジンから自分のサイトまでたどり着きません。
SEO対策で最初にすべきことは、クローラーに見つけてもらうことです。

まずはクローラーにサイトの存在を知らせるために、「Search Console」を通じてXMLサイトマップを送信しましょう。

しかしクローラーがサイトを発見してくれたからといって満足してはいけません。
クローラーは一度巡回しただけでは正確な情報を集められないため、何度も足繁く通ってもらう必要があります。

繰り返しになりますが、クローラーはリンクを飛び回ってWebを巡回しています。
そのため、サイトの内部構造の最適化を行って巡回しやすくしたり、リンクが集まるような良質コンテンツを作成したりすることが求められます。

インデックスとは

クローラーが持ち帰った情報は整理整頓されデータベースに保管されます。これを「インデックスされる」といいます。

インデックスされる時に重要なのは、検索エンジンにとって見やすいページになっていることです。そのための施策をインデックス最適化といいます。
どんなに良質なコンテンツが書かれていたとしても、検索エンジンが適切に読み取れなければ正当に評価されないので、気をつけたいところですね。

また、もうひとつ覚えておきたいのは、検索順位を決めたり、検索結果に表示されたりするのは、あくまでインデックスされた情報だということです。
新規ページを作成したり、過去のページを修正したりしても、リアルタイムには反映されません。再びクローラーが巡回して新情報をインデックスしてくれなければ、検索結果に反映されないのです。

ちなみに、インデックスされているかどうかは簡単に調べることができます。
Googleの検索フォームに「site:ドメイン名」を入力するだけです。これで表示されなかったページはインデックスされていません。

早急にクローラーに来てもらう必要があるでしょう。

ランキングとは

クローリングして集めた情報をインデックスし、はじめて検索順位を決める準備が整います。
インデックスされたページを見て、総合的に評価し最適な検索結果を出すのがランキングです。

検索順位を決めるための要素は200項目以上あるそうです。
その検索順位を決める要素はアルゴリズムといいます。
よく聞くパンダアップデートやペンギンアップデートというのは、Googleがアルゴリズムを改善することを指しています。

検索順位を上げるために、アルゴリズムのアップデートを意識するのも大切ですが、そればかりに振り回されてはいけません。良質なコンテンツを作って、クローリングとインデックスの最適化を実行するのが確かなSEO対策だといえます。

何故ならアルゴリズムのアップデートとは、より良質なコンテンツを上位表示するために行われるものだからです。

まとめ

検索エンジンが検索順位を決定するまでの流れを細かく確認してきました。
仕組みを理解すると、何を行えばSEO効果が得られるのか分かってくるでしょう。

よりクローラーに訪れてもらってページ情報を正確に読み取ってもらいたかったら「クロール最適化」を実施します。
ランキングを行う時にページを正しく理解してもらうためには、HTML構造を最適化する「インデックス最適化」を行います。

ただし、その根底には「良質なコンテンツ」が必要です。

どんなにクローラーが正確な情報を手に入れて、正しくインデックスされたとしても、そこにある情報がちっぽけなものでは検索順位が上がりません。

Googleはユーザーにとって役に立つ「完璧な検索エンジン」の実現を目指しています。
ユーザーが求める情報を正確に提供したいという理念のもと、検索エンジンを改善し続けているのです。

検索順位を上げたいのであれば、その向こう側にいるユーザーを意識して、良質なコンテンツを作っていくことから心掛けましょう。
そうすれば、自ずと検索結果に反映されるはずです。

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