パンダアップデートで低評価を受けないサイトにするための3つのチェックポイント
- 08/20
- Googleアップデート
- ■ファーストビューの広告は適切か
- ■サイトコンテンツに独自性があるか
- ■ページテーマが重複したコンテンツがないか
- ■まとめ
2015年7月にパンダアップデート4.2が実施されました。
パンダアップデートとは「高品質な内容を持つサイトの検索順位を上げること」を目的に、Google検索アルゴリズムを変更することを言います。
「コンテンツの品質が良いサイトの順位が上がり、品質が悪いサイトの順位が下がる」とはどういうことなのでしょうか。
高品質、低品質とはどのような点で判断されているのでしょうか。
現在、SEOPackにて無料で行っているパンダアップデート診断を参考に考えてみたいと思います。
この診断では、今までのパンダアップデートで低い評価を受けたサイトを分析し、パンダアップデートで高評価を得るサイトにするためには、以下の三点をチェックするべきと提示しています。
ファーストビューの広告は適切か
過去のパンダアップデートでは、Googleのクローラーが最初にアクセスした画面に貼られている広告が見られていたようです。
広告の貼り方が不適切なサイトの順位は下落する可能性があるということです。
パンダアップデートで低評価を受けないサイトにするためには、広告を貼る場合に以下のポイントに気をつけましょう。
・広告の量
あまりにもサイト内に広告が多いと、メインコンテンツの内容が良質でもオリジナルのコンテンツが乏しいサイトと認識されています。
SEOPack.jpのパンダアップデート診断のサイトでは、「ページの半分以上を広告が占めるページ・サイト」は評価を下げられる可能性が高いと言及しています。
メインコンテンツと比べて広告の比率が高いサイトは要注意です。
・広告を貼る位置
ファーストビュー(ユーザーがサイトにアクセスして最初に見る画面の範囲)に広告を多く貼っているサイトは、悪い評価を受ける可能性が高いと言われています。
ページを初めて見た際に広告ばかりが目立ってしまうと、それだけでオリジナルコンテンツが少ないサイトと判断されてしまいます。
ファーストビューとなるページの上部は、とくにテキストと広告の比率に気を配っておくべきでしょう。
サイトコンテンツに独自性があるか
次にパンダアップデート診断にて、チェックするポイントとして挙げられていたのが「メインコンテンツの内容」です。
パンダアップデートでは、ユーザーに有益な情報を与えるコンテンツを持つサイトを評価します。
そのため、独自性や専門性があるサイトが検索上位に表示されやすくなるのです。
裏を返せば、他サイトからそっくりそのままコピーしてきたようなコンテンツを持つサイト、同一サイト内でほぼ同じような内容のコンテンツを複数持つサイトは、独自性がないとして低評価を受けてしまいます。
コンテンツを制作する際に他サイトを参考にするのは問題ありませんが、コピーコンテンツは絶対に避けましょう。
サイトコンテンツに独自性があるか
ページテーマの重複とは、同じテーマを持つページが一つのサイトに複数存在することです。
サイトのページを制作する際には「このページではユーザーにこのキーワードで検索して来てもらいたい」と対策キーワードを想定しているかと思います。
しかし、一つの対策キーワードを複数のページで狙った場合、一つのサイトにいくつも同じようなテーマのページが存在することになってしまいます。
すると、Google側がどのページを評価して良いかわからず、すべてのページの評価が上がらないという事態になりかねません。
この現象をキーワードカニバリゼーションと言います。
同じテーマを持ったページ同士が、同一サイト内で評価を巡って共食いしてしまうのです。
キーワードカニバリゼーションを防ぐためには、一つのキーワードをなるべく一ページに集約させるようにページを制作しましょう。
一ページごとに別々のキーワードを設定してどのページも際立たせることで、「ページテーマの重複」は解消できます。
まとめ
パンダアップデートで高評価を得るためには、Googleクローラーからの評価ももちろん大切ですが、「いかにユーザーが見てためになるサイトになっているか」を考えてサイト制作をするかがカギです。
そのサイト、そのページでしか見られない独自のコンテンツを制作し、広告ばかりに頼るのではなくユーザーが見やすいサイトを目指すことで、自然とパンダアップデートで検索上位に上がるサイトに成長します。
パンダアップデートで見直したいポイント
メインコンテンツに対して広告の比率が高すぎないか
ファーストビューで広告ばかりが目立っていないか
他サイトと大部分が共通するコピーコンテンツがないか
自サイト内で同じような内容のページが複数存在しないか
同じ対策キーワードを想定したページが同一サイトに複数存在しないか
一度、自分のサイトがパンダアップデートで評価されるサイトになっているかチェックしてみてください。