SEOの悩み事例 その2「検索結果のタイトル書き換えを防ぐ方法」
- 10/06
- 検索エンジン
- ■Q&A
- ■各ページのテーマに沿ったtitleタグを設定する
- ■文字数は長くても32文字までに抑える
- ■検索エンジン最適化
- ■キーワードをくり返し記述しない
今回の事例は「検索結果のタイトル書き換えを防ぐ方法」です。SEO対策で困ったら参考にしてみてください。
Q&A
Q.勝手に書き換えられるタイトルを元に戻したい!
検索結果に表示されるページタイトルが、titleタグに設定した内容と違っているときがあります。
これは、Googleのアルゴリズムが自動的に最適化しているとのことですが、明らかにおかしな内容に書き換えられているんです。
ユーザーにとっても、ウェブマスターにとっても、とても親切だとは思えません。
勝手にアルゴリズムに書き換えられないための良い対策はありませんか?また原因についても詳しく教えてください。
A.Googleが勝手にタイトルを書き換える理由
本来はページのHTMLに設定したtitleタグの内容が、そのままタイトルとして検索結果に表示されますが、検索キーワードによっては、ユーザーにとって「利便性が良くない」「最適ではない」とGoogleが判断し、自動に生成して最適化したタイトルに書き換えるという現象が起こるのです。
これは、ユーザーがページタイトルを見た際に、探している情報と関連性の高いページと認識しやすくするために、ページのmeta(=ヘッダー部に表示されるテキストの概要)やh(=見出し)などの情報をもとに書き換えが行なわれます。
実際にGoogleが行なったテストでは、タイトルの自動修正は検索キーワードの関連性が増して、検索結果のクリック率が向上するといったデータが取れています。
タイトル書き換えの失敗事例
ですが…サイト管理者にとってはこの書き換えによって、望まない結果になってしまっているケースも多々見受けられます。
以下は国内最大級の美容サロン検索・予約サイト「ホットペッパービューティー」の検索結果です。
検索キーワード「渋谷 美容院」
検索結果「渋谷 美容院 – ホットペッパーグルメ」
渋谷の美容院を掲載しているページタイトルに「グルメ」の記述が含まれています。
説明するまでもありませんが、「ホットペッパーグルメ」は飲食店情報を掲載するサイトであり、美容院情報は載せていません。
本来表示させたいタイトル
「渋谷・青山・表参道・原宿の美容院・美容室・ヘアサロンを検索・予約する|ホットペッパービューティー」
このように、Googleの誤った判断により、わけの分からないタイトルへと自動的に変えられてしまうケースは少なくありません。
タイトル書き換えを防ぐには
現状ではタイトルの書き換えを完全に防ぐ方法はありません。しかし、titleタグの記述を最適化することで、望まないタイトルやページのテーマとかけ離れたタイトルに書き換えられる可能性を防ぎます。
以下のポイントに注目してみてください。
各ページのテーマに沿ったtitleタグを設定する
titleタグを設定していないページがある
全ページに同じtitleタグを使用している
トップページや大カテゴリのページのみtitleタグを設定し、下層ページには設定していない場合は、情報がないので書き換えを起こす可能性があります。
また全ページにtitleタグを設定した場合でも、同じタイトルを使用していたり、少し変えたりしただけでは書き換えが起こる可能性があります。
必ず全ページにtitleタグを設定し、各ページのテーマに沿ったタイトルを記述してください。
文字数は長くても32文字までに抑える
titleタグが短すぎたり、長すぎたりすると、書き換えられる可能性は高いです。
検索結果に表示されるタイトルの文字数は約35文字程度となっていますが、目安として30文字以内に抑えるようにしましょう。長くても32文字を上限にしてください。
キーワードをくり返し記述しない
上記のホットペッパーでいえば、「美容院・美容室・ヘアサロン」というように、同義語となるキーワードを並べて記述したり、「渋谷の美容院、新宿の美容院、池袋の美容院、東京23区の美容院は…」というような、同じキーワードを繰り返し記述するとスパム行為とみなされ、最悪の場合ペナルティを受けます。
検索順位にも影響してくるので、キーワードはtitleタグに1つ、多くても2つまで入れるのが理想です。
今回はtitleタグの内容を見直す方法をお伝えしましたが、他にも内部・外部リンクのアンカーテキストが原因で書き換えが起こる可能性もあります。
titleタグを見直しても、改善されない場合はその他の原因にも注目してみてください。
次回もSEO対策でありがちな悩み事例をもとに対処法をご紹介します!【SEOの悩み事例 その3】をお楽しみに。