Google「ロリ」問題について
- 07/10
- Googleアップデート
- ■規制されているワードの調査
- ■ワードの削除or置き換え
- ■毎日の変動調査
- ■児童ポルノ対策が目的?
- ■Google公式コメント全文
6月上旬、弊社で大きな衝撃が走りました。
Googleで「ロリ」というワードに性的なワードを加えて検索すると、結果がほとんど表示されなかったんです!!
「ロリ エロ」で20件、「ロリ 陵辱」だとなんと10件しか引っかかりません。
※2014年6月13日午後6時の検索結果
さらに表示されているサイトはAmazon、Twitterなど一部の大手サイトのみ…。
風俗業界に特化したSEO対策を行っている弊社にとって、これはかなり一大事です。
サイトへの影響を最小限にするために、以下の対応を行いました。
規制されているワードの調査
規制されたのは「ロリ」だけではありませんでした。
幼女、小学生、中学生なども性的なワードと一緒に検索すると、フィルターにかけられるようです。
また「ポロリ」「セロリ」など児童と関係のないワードも影響を受けていました。
ワードの削除or置き換え
SEOのリスクを考えると、規制されたワードは削除か置き換えをするのが一番です。
「ロリ」に変わる新しいキーワードの選定する、もしくは「炉利」などの当て字を使うなどの対応策も考えられます。
毎日の変動調査
「ロリ 風俗」「LOLI 画像」「ゴスロリ エロ」「少女 風俗」など
200弱の観測対象キーワードの調査を行い、変動がないか毎日欠かさずチェックをしました。
さて、気になるのが「Googleはなぜ規制したのだろうか?」ということです。
これには様々な憶測が飛び交いました。
児童ポルノ対策が目的?
児童ポルノ法改定案が6月5日の衆議院本会議で可決されたこともあり、Googleが「ロリ」関連ワードの検索結果を検閲しているのでは、という推測をする人が多いようです。
また昨年イギリスで実施され話題になった、児童ポルノ画像や動画が表示されにくくするGoogleのアルゴリズム変更が日本のGoogleにも反映されたのではないか?という意見もありました。
それにしても「ロリ」というワードが広く使用されているのは周知の事実。
児童ポルノとは全く関係のないサイトも規制対象になってしまう現状を、Googleはどのように考えているのだろう?という疑問が残りますよね。
実はその後、「ロリ」の検索結果にまた変化が出ました。
6月19日~20日にかけて、「ロリ」の検索結果がまた大量に表示される状態に戻ったんです!
※画像は2014年7月1日午後6時の検索結果
ブログ記事やアダルト動画サイト、イラスト投稿サイトなどの中小サイトもヒットしています。どうやらGoogleがアルゴリズムを再検討したようですね。
しかし、今現在も「ロリ エロ」など様々なワードがフィルターにかけられているので、Googleが児童ポルノ対策を強化していることは間違いなさそうです。
また、それを裏付けるコメントが、6月23日にGoogle日本法人より発表されました。
Google公式コメント全文
「Google では、児童への性的虐待に対して厳粛な対応を行っており、これらの違法なコンテンツをGoogle 製品で表示しないように取り組んでいます。
この取組みは、困難な課題であり、完璧に対応できているとはいえませんが、Google では、コンテンツや検索キーワードの識別精度の向上を始め、アルゴリズムの改善に常に注力しています。」
違法サイトを取り締まるのは素晴らしいことですが、そのせいで健全なサイトまでとばっちりを受ける事態は避けて欲しいですね。
弊社では今後もしっかりと継続的に情報収集を行い、Googleの動向を見守っていきます!